【清瀬市 パーソナルジム】巷で流行っているマンジャロってなに?薬に頼るダイエットの光と影

こんにちは、「はれのひ」の朝穂です。

最近、「痩せる薬」として話題になっている「マンジャロ」について、お客様より質問をいただいています。

今日は、この薬について分かりやすく説明するとともに、パーソナルトレーナーとしての個人的な見解もお伝えしたいと思います。

目次

マンジャロとは何か?

マンジャロ(チルゼパチド)は、もともと2型糖尿病の治療薬として開発された薬です。

日本では2023年から糖尿病治療薬として承認されていますが、海外ではその体重減少効果が注目され、肥満治療薬としても認可されている国があります。

どのように働くのか?

マンジャロは「GLP-1/GIP受容体作動薬」と呼ばれる種類の薬で、以下のような作用があります

  1. 満腹感の増加:脳に作用して食欲を抑制します
  2. 胃の動きを遅くする:食べ物が胃に留まる時間が長くなり、満腹感が持続します
  3. インスリン分泌の促進:血糖値の管理を助けます
  4. グルカゴン分泌の抑制:血糖値の上昇を抑えます

週1回の注射で、体重減少効果が期待できるとして注目を集めています。

臨床試験では、平均で体重の15〜20%程度の減少が報告されています。

なぜ話題になっているのか?

マンジャロが注目される理由は

  1. 効果の高さ:従来の肥満治療薬と比較して、より大きな体重減少効果が期待できる
  2. 使いやすさ:週1回の注射で済むため、毎日薬を飲む必要がない
  3. 医療機関での処方:医師の管理下で使用できる安心感
  4. セレブの使用報道:海外の有名人が使用していると報じられたことで話題に

副作用と注意点

しかし、マンジャロは薬である以上、副作用のリスクがあります。主な副作用として報告されているのは

一般的な副作用

  • 消化器系の症状:吐き気、嘔吐、下痢、便秘(最も多い副作用)
  • 食欲不振:時に過度な食欲低下
  • 頭痛やめまい
  • 疲労感
  • 注射部位の反応:かゆみ、発赤、腫れ

重篤な副作用(まれですが可能性があるもの)

  • 膵炎:激しい腹痛を伴う
  • 胆嚢疾患:胆石などのリスク
  • 腎機能障害:特に脱水時
  • 低血糖:特に他の糖尿病薬と併用時
  • アレルギー反応:まれに重篤なアレルギー反応

費用面の問題

マンジャロを肥満治療目的で使用する場合、自費診療となることが多く

  • 薬代:月額3〜5万円程度
  • 診察料・検査費用:別途必要
  • 継続的な使用が必要:やめると体重が戻る可能性が高い

長期的に見ると、相当な経済的負担になることは否めません。

使用を中止したらどうなる?

これが最も重要な点の一つです。

マンジャロの効果は使用中にのみ発揮されるため

  • 使用を中止すると、食欲が元に戻る
  • 体重が再び増加する可能性が高い
  • 根本的な生活習慣が変わっていなければ、リバウンドのリスクが高い

つまり、永続的に使い続けない限り、効果を維持することは困難です。

個人的な見解 長期的な視点では推奨しない理由

ここからは、パーソナルトレーナーとしての私の個人的な意見をお伝えします。

1. 根本解決にならない

マンジャロは確かに体重を減らす効果がありますが、それは薬の作用によるものです。

薬をやめれば元に戻る可能性が高く、根本的な生活習慣の改善にはつながりません。

2. 健康的な習慣形成の機会を逃す

薬に頼ることで、以下の重要な習慣形成の機会を逃してしまう可能性があります

  • 適切な食事選択の能力
  • 運動習慣の確立
  • ストレス管理の方法
  • 自己効力感の獲得

3. 副作用のリスク

どんな薬にも副作用のリスクがあります。

体重減少のためだけに、健康上のリスクを取ることが本当に必要でしょうか?

4. 経済的負担

長期的に使用する場合の経済的負担は軽視できません。

その費用を、健康的な食事や運動プログラムに投資した方が、長期的には有益だと考えます。

5. 依存性の問題

薬に頼ることで、「薬なしでは体重管理ができない」という心理的依存を生む可能性があります。

本当に必要な人もいる

誤解のないよう付け加えますが、医学的に必要な場合もあります

重度の肥満で健康リスクが高い場合

  • 他の方法で効果が見られない場合
  • 医師が必要と判断した場合

このような場合は、医師の指導のもとで使用することが適切でしょう。

代替案 持続可能な体重管理方法

薬に頼らない、持続可能な体重管理方法をご提案します

  1. 段階的な食習慣の改善
    • 極端な制限ではなく、少しずつ健康的な選択を増やす
    • 満腹感を得られる食事の工夫
  2. 継続可能な運動習慣
    • 週2〜3回の筋トレから始める
    • 日常生活での活動量を増やす
  3. 行動変容アプローチ
    • なぜ食べ過ぎるのかを理解する
    • ストレス管理の方法を学ぶ
  4. サポートシステムの活用
    • 専門家(トレーナー、栄養士)のサポート
    • 仲間との励まし合い

まとめ 一時的な解決より持続可能な健康を

マンジャロは確かに効果的な薬ですが、それは「一時的な解決策」に過ぎません。

薬に頼ることなく、自分の力で健康的な体を作り、維持することの方が、長期的には価値があると私は考えています。

もちろん、これは私個人の意見であり、最終的な判断は医師との相談のもと、ご自身で行っていただくべきです。

ただ、薬に頼る前に、まずは生活習慣の改善から始めることをおすすめします。

「はれのひ」では、薬に頼らない健康的なダイエットと体づくりをサポートしています。

一人ひとりに合わせた運動プログラムと食事アドバイスで、持続可能な健康を目指しませんか?

お気軽にご相談ください。


パーソナルジム「はれのひ」
住所: 東京都清瀬市松山2丁目6-47 フォーレスト清瀬B112
(清瀬駅から徒歩3分)
電話: 090-8152-1067
メール: kazumasa.asaho@gmail.com

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