こんにちは、パーソナルジムはれのひの代表トレーナー朝穂一将です。
「代謝が悪くて太りやすい…」
「年齢とともに代謝が落ちた気がする…」
「代謝を上げる方法を知りたい…」
こんな言葉をよく耳にします。でも、そもそも「代謝」とは何なのでしょうか?
また、本当に代謝は上げられるのでしょうか?
今回は「代謝」について誤解の多い部分を整理し、科学的に効果が実証されている代謝アップの方法をご紹介します。
代謝とは?シンプルに言うと「体内のエネルギー消費」
代謝(メタボリズム)とは、体内で行われるすべての化学反応のことです。
食べ物や飲み物から摂取した栄養素を分解してエネルギーを作り出したり、筋肉や骨、臓器などを作り出したり修復したりする過程すべてを含みます。
代謝には大きく分けて2種類あります
1. 基礎代謝
何もしていない安静時(じっとしている時)でも消費されるエネルギー量です。
呼吸や体温維持、内臓の働きなど、生命維持に必要なエネルギー消費がこれにあたります。
基礎代謝の特徴
- 1日の総消費エネルギーの約60-70%を占める
- 年齢とともに自然に低下する(毎年約0.5%)
- 男性は女性より高い傾向がある(筋肉量の違いによる)
2. 活動代謝
歩く、走る、立つ、座るなどの身体活動によって消費されるエネルギー量です。
活動代謝の特徴
- 運動の強度や持続時間によって大きく変わる
- 日常生活の活動レベルで大きな差がつく
- 自分でコントロールしやすい部分
よくある代謝に関する誤解
誤解①:「代謝が悪い体質」は変えられない
実際には、基礎代謝の個人差はありますが、生活習慣の改善によって代謝を向上させることは十分可能です。
誤解②:「朝食を抜くと代謝が下がる」
食事のタイミングよりも、1日トータルの摂取カロリーと栄養バランスの方が重要です。ただし、長期的な極端な食事制限は代謝低下を招くことがあります。
誤解③:「代謝を上げるサプリがある」
多くの「代謝アップサプリ」は科学的根拠が限定的です。一時的な効果はあっても、持続的な代謝向上には生活習慣の改善が不可欠です。
代謝を上げる科学的に効果が確認された方法
1. 筋肉量を増やす
筋肉は体内で最もエネルギーを消費する組織です。筋肉1kgあたり、約13kcal/日のエネルギーを消費します。
実践方法
- 週2-3回の筋力トレーニング
- 大きな筋肉群(太もも、お尻、背中、胸)を中心に鍛える
- 徐々に負荷を増やしていく漸進的なトレーニング
効果の目安: 筋肉量が1kg増えると、基礎代謝が約13kcal/日アップ(1年で約4,700kcal≒体脂肪約670g分)
2. HIIT(高強度インターバルトレーニング)を取り入れる
短時間の高強度運動と休息を繰り返すHIITは、通常の有酸素運動よりも代謝アップ効果が高いことが研究で示されています。
実践方法
- 20秒間の全力運動 + 10秒の休息 × 8セット(タバタ式)
- 週2-3回程度
- 自分のレベルに合わせた運動強度設定
効果の目安: HIIT後、12-24時間の代謝量が約10-15%アップするというデータも(EPOC効果)
3. タンパク質摂取を適切に
タンパク質は、消化・吸収過程で他の栄養素よりもエネルギーを消費します(食事誘発性熱産生)。また、筋肉の材料としても重要です。
実践方法
- 体重1kgあたり1.6-2.0gのタンパク質摂取
- 質の良いタンパク質源(肉、魚、卵、大豆製品など)
- 3食に分散して摂取
効果の目安: タンパク質の消化には摂取カロリーの約20-30%が使われる(脂質は0-3%、炭水化物は5-10%)
4. 非運動性活動熱産生(NEAT)を増やす
日常生活の中の小さな動き(立つ、歩く、階段を上る、掃除するなど)は、トータルのエネルギー消費に大きく影響します。
実践方法
- デスクワーク中も1時間に5分は立ち上がる
- エレベーターではなく階段を使う
- 少し遠くに駐車する
- 通話中は歩き回る
効果の目安: NEATの違いで、同じ体格の人でも1日のエネルギー消費量が最大2,000kcal変わることも
5. 質の良い睡眠を確保する
睡眠不足はホルモンバランスを乱し、代謝に悪影響を与えます。特に成長ホルモンの分泌が減少し、筋肉の修復・成長が妨げられます。
実践方法
- 7-8時間の睡眠時間確保
- 規則正しい就寝・起床時間
- 寝室の環境整備(温度、光、音など)
効果の目安: 睡眠不足の人は、十分な睡眠をとる人と比べて、同じカロリー制限でも脂肪より筋肉が減少しやすいという研究結果も
年代別:代謝の変化と対策
20代
代謝の特徴: 基礎代謝が人生で最も高い時期
対策: 良質な筋肉をつける習慣づくりが重要
30代
代謝の特徴: 徐々に低下し始める時期
対策: 筋力トレーニングの強度・頻度の調整
40〜50代
代謝の特徴: 女性はホルモン変化で代謝低下が加速
対策: 筋肉量維持が最優先、タンパク質摂取量増加
60代以降
代謝の特徴: サルコペニア(加齢性筋肉減少)に注意
対策: 日常生活での活動量維持、タンパク質+レジスタンストレーニング
まとめ:代謝アップの本質
代謝を上げることは、短期的なダイエット法ではなく、長期的な健康維持とエネルギー活用の効率化です。
以下のポイントを覚えておきましょう
- 筋肉は代謝の要 筋肉量を維持・向上させることが最も効果的な代謝アップ戦略
- 継続可能な活動量増加 激しすぎる運動より、毎日続けられる活動量アップが重要
- 栄養と回復のバランス 適切な栄養摂取と十分な回復時間が代謝の鍵を握る
- 年齢に合わせた調整 加齢による変化を理解し、適切に対応する
- すぐに結果を求めない 代謝の変化は時間がかかるもの、長期的な視点を持つ
はれのひでは、一人ひとりの体質や生活習慣に合わせた、無理なく続けられる代謝アップ戦略をご提案しています。「自分に合った方法がわからない」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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代表トレーナー 朝穂一将


