こんにちは、「はれのひ」の朝穂です。
今日は筋トレをしている多くの方が持っている疑問
「筋肉痛がないとトレーニング効果がない?」について、分かりやすくお答えします。
「昨日のトレーニング、筋肉痛がないから効果なかったのかな…」
「筋肉痛がないと筋肉が成長しない気がする」
こんな風に思ったことはありませんか?
実は、これは大きな誤解なんです。
筋肉痛と筋肉の成長は別物
結論から言うと、筋肉痛がなくても筋肉は成長します。
筋肉痛は筋肉が成長している「証拠」ではありません。
なぜこんな誤解が生まれたのかというと
- 筋トレを始めた頃は筋肉痛になりやすい
- 同時期に筋肉も成長しやすい
- この2つが重なるため「筋肉痛=成長」と思い込んでしまう
でも実際は、筋肉痛と筋肉の成長は全く別のメカニズムで起こっているんです。
筋肉痛って何?
まず、筋肉痛が何なのかを理解しましょう。
筋肉痛が起こる理由
筋肉痛は主に以下の理由で起こります
- 慣れない動き:普段しない動きをしたとき
- 強すぎる負荷:筋力を超えた負荷をかけたとき
- 長時間の運動:疲労が蓄積したとき
- 筋肉の損傷:微細な筋線維の傷
- エキセントリック運動:筋肉を伸ばしながら力を入れる動き(例:腕立て伏せで体を下ろす時、スクワットでしゃがむ時)
筋肉痛になりやすい人
- 運動初心者
- 久しぶりに運動した人
- 新しい運動を始めた人
- 普段より強い負荷をかけた人
逆に言えば、慣れてくると筋肉痛は起こりにくくなります。
これは筋肉が適応したからであって、効果がなくなったわけではありません。
筋肉が成長する本当の仕組み
筋肉が成長するメカニズムは、筋肉痛とは全く違います。
筋肉成長の3つの要因
- 機械的刺激:筋肉に適度な負荷をかけること
- 代謝ストレス:筋肉を疲労させること
- 筋損傷:軽微な筋線維の損傷と修復
この中で「筋損傷」が筋肉痛と関係がありますが、筋肉痛を感じない程度の軽微な損傷でも筋肉は成長します。
大切なのは「適切な刺激」
筋肉を成長させるために本当に必要なのは
- 筋肉に適度な負荷をかけること
- 継続的に刺激を与えること
- 十分な栄養と休息を取ること
筋肉痛は必要条件ではありません。
筋肉痛がない理由
なぜ筋肉痛が起こらないことがあるのでしょうか?
1. 体が慣れた
同じトレーニングを続けていると、筋肉が動きに慣れて筋肉痛が起こりにくくなります。
これは正常な適応反応です。
2. 適切な負荷設定
筋肉を成長させるのに十分だけど、筋肉痛を起こすほどではない負荷でトレーニングしている場合。
これは理想的な状態です。
3. 回復が早い
トレーニングに慣れてくると、筋肉の回復も早くなります。軽微な損傷はあっても、痛みを感じる前に回復してしまうことがあります。
4. 個人差
そもそも筋肉痛の感じやすさには個人差があります。
同じトレーニングをしても、筋肉痛になる人とならない人がいます。
筋肉痛がない時の効果的なトレーニング
筋肉痛がなくても、以下のポイントを意識すれば筋肉は確実に成長します
1. 負荷の調整
- 8〜12回で限界がくる重さを選ぶ
- 最後の数回はきつく感じる程度
- 少しずつ重量や回数を増やしていく
2. 正しいフォーム
- 鍛えたい筋肉をしっかり意識する
- ゆっくりとした動作で行う
- 可動域を最大限に使う
3. 継続性
- 週2〜3回の定期的なトレーニング
- 同じ筋肉は48〜72時間の間隔を空ける
4. バリエーション
- 時々、種目や角度を変える
- 負荷の設定を変える(重量、回数、セット数)
筋肉痛を「指標」にしてはいけない理由
筋肉痛をトレーニング効果の指標にすると、こんな問題が起こります
1. オーバートレーニング
「筋肉痛がないから」ともっと激しいトレーニングをして、体を痛めてしまう
2. 間違った負荷設定
筋肉痛を求めて必要以上に重い重量を使い、フォームが崩れる
3. 回復不足
筋肉痛がないからと休息を取らず、回復が不十分になる
4. モチベーション低下
筋肉痛がないと「効果がない」と思い込み、やる気をなくしてしまう
正しい効果の判断方法
筋肉痛の代わりに、以下の点でトレーニング効果を判断しましょう
1. 筋力の向上
- 同じ重量がより楽に持てるようになった
- より重い重量を扱えるようになった
- より多くの回数ができるようになった
2. 見た目の変化
- 筋肉の張りが出てきた
- 体のラインが引き締まった
- 姿勢が良くなった
3. 体調の変化
- 疲れにくくなった
- 日常動作が楽になった
- 体力がついた
4. 記録の更新
- トレーニング記録をつけて進歩を確認
- 定期的に体重や体脂肪率を測定
まとめ 筋肉痛に惑わされず、正しい方法で
筋肉痛がなくても心配する必要はありません。
大切なのは
- 継続的に適切な刺激を与えること
- 正しいフォームでトレーニングすること
- 十分な栄養と休息を取ること
- 少しずつ負荷を上げていくこと
筋肉痛は筋肉成長の「証拠」ではなく、単なる「結果の一つ」に過ぎません。
筋肉痛の有無にとらわれず、正しい方法で継続することが、理想の体を作る近道です。
「はれのひ」では、筋肉痛に頼らない効果的なトレーニング方法をお教えしています。
「正しく効率的に筋肉をつけたい」「トレーニング効果を実感したい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
パーソナルジム「はれのひ」
住所: 東京都清瀬市松山2丁目6-47 フォーレスト清瀬B112
(清瀬駅から徒歩3分)
電話: 090-8152-1067
メール: kazumasa.asaho@gmail.com