皆様!!
こんにちは!!
パーソナルジムはれのひの朝穂です。
今日はただ休日の出来事のブログを小説の様に書きました。
嫌がらず最後までよんでください。
シシノスケ
ある晴れた日の休日。
気持ちの良い青空に誘われて、トレイルランに出かけることにした。
普段からトレーニングしている身とはいえ、最近は自分の走りの時間が取れていなかった。
「たまには走ろう」と思い立ったのだ。
「今日のルートは少し冒険してみるか」
いつものコースではなく、ちょっと違う道に足を踏み入れることにした。
バックパックには計算された量の炭水化物補給食と電解質入りドリンク。
走行中のエネルギー枯渇を防ぐためのマストアイテムだ。
「これを忘れると後半バテるんだよね」と独り言を言いながら、ポケットにエナジージェルを忍ばせた。
山道に入って40分ほど経った頃。下りの急斜面にさしかかり、膝への衝撃を和らげるためにフォームを意識していた。
「つま先着地でクッションを効かせて、膝の負担を減らす」
自分にも言い聞かせる。
「あれ?あの岩、動いてる?」
集中していたせいか、最初は目の錯覚かと思った。
脱水によるめまいかもしれないと思い、すかさずマグネシウムとナトリウムを含んだドリンクを一口。
「ミネラルバランスは大事だからな」とこれまた独り言。
でもよく見ると、それは間違いなく生き物だった。
イノシシ。
それも子供のイノシシ。
いわゆるウリボーというやつだ。
「おっと、こんなところで会うとは」
私の声に驚いたのか、ウリボーは動きを止め、こちらを見た。目があった。
その瞬間、妙な間が流れた。
まるでフィットネスコンテストの審査員と目が合った時のような、評価されている感覚。
相手は体重10kgもないだろう子イノシシだが、なぜか威厳があった。
ウリボーの表情は、「何のトレーニング目的でここに来たんだ?」と聞いているようにも見えた。
「いや、今日はLSDトレーニング中なんだ。ゆっくり長く走って有酸素能力を高めるやつ。でも…こんな急斜面じゃスピード上げすぎてインターバルになっちゃうな」
なぜイノシシに説明しているのか自分でも不思議だったが、プロとして思わず解説してしまった。
このウリボー、なんというか、良い聞き手のオーラがある。
何となく、このイノシシに名前をつけたくなった。
「シシノスケ」
口から自然とこぼれた名前。
シシノスケは、それが自分の名前だと気づいたように、鼻を少し動かした。
「おっ、反応良いな。これが動物セラピーか」と妙に感心する。
「よろしく、シシノスケ。次はアニマルフローなんてトレーニングも開発しようかな。イノシシの動きを参考にした新メソッド」
冗談半分で話しかけながら、観察してみると、シシノスケの筋肉の付き方が興味深い。
「前脚の踏み込みの安定感、重心の低さ、これ、ぜひお客様に伝えたい動きだな」と真面目に考えてしまった。
そんな奇妙な対面から数分後、茂みの方から「ブヒッ」という低い音が聞こえてきた。
シシノスケはビクッと耳を動かし、その方向を見た。
「あ、インターバルの休憩時間終了のアラームみたいだな。親が呼んでるのか?」
シシノスケは、最後にこちらを一瞥すると、足早に茂みへと消えていった。
その走り方には無駄がなく、「ああ、これぞ自然が生み出した完璧なフォームだ」と思わず関心してしまう。
「じゃあな、シシノスケ!股関節の可動域、見習わせてもらったよ!」
手を振ってみる。いや、別に手を振る必要もないんだけど。
しばらく立ち尽くしていたが、「ここで体を冷やしたら筋肉の回復が遅れるな」と思い、再び走り始めた。
長い下りが続くので、膝への負担を考えて慎重にペースを落とす。「やっぱりトレイルシューズのクッション性能は大事だな」と実感。
走りながら、給水と炭水化物補給のタイミングも忘れない。
「90分走ったら必ず何か食べる。血糖値の急降下を防ぐんだ」。
エナジージェルをちゅうちゅう吸いながら、シシノスケとの出会いを振り返っていた。
「またあえるだろうか、シシノスケ」
下山して帰りの電車で思った。スマホでイノシシの筋肉や運動能力について検索してみる。
「あいつ、すごい瞬発力と持久力のバランスを持ってるんだよな。我々人間も自然の中での動きから学ぶべきことが多い」
「それまでにもっともっと運動しとくね」
何となく、次にシシノスケに会う時までに、もっと走れるようになっておきたいと思った。
「次回は心拍ゾーン2をキープして、ペース配分をもう少し考えよう」と分析。
次回のトレーニングセッションでは、「今日は『シシノスケ式』重心移動を練習していきましょう」と言ってみようかな。
……ただ、野生のイノシシをマスコットキャラクター扱いするのは、プロとしてどうなんだろう?
皆様のトレーニング、心よりお待ちしております。
ではまた!!!!!


